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最先端の日本酒と料理のペアリング
※20歳未満の者への酒類の販売はいたしておりません。
「日本酒が好きだけど、健康面が心配」という方は少なくないのではないでしょうか。今回はそうした方にご安心していただける記事になるかもしれません。ここでは、健康や美容という側面から日本酒の特徴を紹介していきます。
まず、日本酒には120種類以上の栄養素が含まれているといわれています。
主な栄養素としては下記があります。
バリン(必須アミノ酸)
イソロイシン(必須アミノ酸)
ロイシン(必須アミノ酸)
リジン(必須アミノ酸)
アラニン(運動時のエネルギー源)
アルギニン(成長ホルモンの分泌を刺激する)
グルタミン酸(免疫機能の維持)
ペプチド(アミノ酸が2つ以上結合)
有機酸
ビタミン
その中でも、日本酒は他のお酒と比べてアミノ酸の含有量が高いことが特徴的です。アミノ酸は人間が生きていく上でとても重要な役割を果たします。わたしたちの体の約20%はタンパク質からできており、筋肉、皮膚、髪、血液などがタンパク質によってつくられますが、アミノ酸はそのタンパク質を構成しています。アミノ酸が体で不足すると、そうしたところだけではなく、気力や思考力が低下したり、冷え性や貧血を起こしたり、疲れやすくなったり、肌トラブルにつながったりなど、多方面で影響が出てきます。そうした点からみると、アミノ酸は健康的な体づくりに欠かせないものだとわかりますが、そういった意味から日本酒は比較的健康に良いお酒だとされています。
日本酒に多く含まれるアミノ酸は、体の健康に広く影響することがわかりました。その他にも、健康効果を期待できる成分はあるのでしょうか。
日本酒に限らずですが、アルコールはそもそもセロトニンという脳内物質の分泌を促す効果があります。これは「しあわせホルモン」とも呼ばれており、ストレスを緩和させる働きがあります。みなさんもストレスを感じているときにお酒を飲むと、少し気持ちが和らいだり、軽くなったりするのではないでしょうか?それは実はこうした働きがあるからなのです。
とはいえ、飲みすぎには要注意です。アルコール依存しはじめるほどに飲みすぎてしまうと、かえってセロトニンの分泌量は著しく減少します。その結果、精神不安定に陥ってしまうため、適量に留めておきましょう。
日本酒には「アデノシン」という成分が含まれていますが、アデノシンは血行を良くする働きがあります。血行がよくなると、毛細血管が活発に動くため、結果的に肩こりや疲労の回復、腰痛解消などへの効果が期待できます。また体中に栄養が行き届いたり、老廃物がきちんと流されて、代謝の改善や体臭の予防などにもつながります。
冷え性や偏頭痛などを改善する効果もあるようです。
日本酒には美肌効果を及ぼす成分も含まれています。代表的なものを挙げるとしたら、まず「コウジ酸」があります。コウジ酸はシミの元になる「メラニン」の生成を抑える働きがあるため、シミを薄くしたり、防止したりする上で活躍します。ちなみにコウジ酸は日本酒の製造に使われる「麹(こうじ)」を発酵させる過程の中で生成されます。
次に、「フェルラ酸」です。フェルラ酸は、ポリフェノールの一種ですが、コウジ酸同様にメラニンを抑える効果があるほか、シワなどに関係する「活性酸素」を抑制する働きがあります。アンチエイジングにも有効です。そして、「アルブチン」という成分も肌の美白を保つ上で効果が期待できます。
その他にもお肌のハリ・ツヤを保ったり、保湿などに効果がある成分が日本酒にはたくさん含まれています。
フルーティで飲みやすい種類が増えてきたことや美肌効果があることからも、女性の人気が増えてきている日本酒ですが、米由来ということもありカロリーの高さや太りやすさを気にする声も上がっています。
では、そもそも他のお酒と比べると、実際日本酒のカロリーはどうなのでしょうか。比べてみましょう。
お酒 | カロリー(100mlあたり) |
---|---|
ビール | 40kcal |
発泡酒 | 45kcal |
ワイン | 73kcal |
日本酒 | 103kcal |
焼酎 | 146kcal |
梅酒 | 156kcal |
ウイスキー | 237kcal |
ブランデー | 237kcal |
こうしてみると、日本酒のカロリーはビールやワインよりは高いですが、焼酎やウイスキーと比べると低いことがわかります。ビールやワインもカロリーが比較的低いとはいえ、平均的なアルコール度数が低いため、その分日本酒よりたくさん飲むケースが多いのではないでしょうか。
この表から見受けられることとして、飲む量もあわせて考えると最終的に摂取するカロリーは大して変わらないのかもしれません。
最後に、日本酒を健康的に飲む方法について紹介します。そもそも日本酒には健康や美肌に良い成分がたくさん含まれていることがわかりましたが、どこまでいってもお酒なので飲みすぎは厳禁。健康効果を保ちながら、日本酒と健康的に付き合っていける飲み方をおまとめしています。
まず、飲みはじめる前は、悪酔いしないための対策をしておきましょう。悪酔いを防ぐ上で重要なのは、アルコールの血中濃度をゆるやかに上昇させていくことです。まず、空きっ腹でお酒を飲むことは避けましょう。牛乳やチーズなどの脂肪分を多く含んだものを食べておくと、アルコールの吸収がゆっくりになるので、悪酔いを避けることができます。
飲んでいる間も、こまめな水分補給をしましょう。お水もお酒と同じくらいの量飲むことを推奨します。また、お腹がお酒だけにならないように、食べながらゆっくり飲むことを意識しましょう。飲み終わってからも、適度な水分補給を続けてください。
ここまで、健康や美容という観点から日本酒を見てきました。いかがでしたでしょうか。他のお酒と比べて栄養素が多く、美肌効果もある日本酒ですが、くれぐれも飲み過ぎには注意してくださいね。